2013年5月5日日曜日

受験資格確認審査手続

今回は、受験資格確認審査手続(Supporting Foreign Documentation for Review)について書いてみたいと思います。

なお、ご注意いただきたいことですが、NY Barの受験資格(LL.M.での取得単位数や履修すべきコースの限定など)は近年改正が続いており、私のときと今後留学される方とでは状況が変わってしまっているということです。たとえば、私のときは、受験に必要なLLM単位数は20単位でしたが、制度変更後、2013年卒業生は24単位だそうです。また、今後は弁護士登録の要件として、50時間のプロボノが必要となるようです。

 さて、NY Barを受験するには、米国以外の教育機関で法学教育を受けたLL.M.生は、当該教育がアメリカでの法学教育に相当するものといえるかどうかの審査が必要です。この審査に当たり、受験者は、本試験の出願(私の場合は2012年4月)の1年前に審査を申し込む必要があります。つまり、留学前の2011年4月に申し込む必要がありました。

私のときは留学前に審査書類を送ったものの、なしのつぶて。個別質問は控えるようにとBOLEのWEBにあるものの、いつまで経っても返事が来ないので、BOLEに電話してきいたところ、送ったはずの書類の一部が届いていないと言われました。追跡番号では届いたことになっているのですが・・・どこで消えたのかは謎です。仕方ないので追加書類を送りました。

その後条件付の受験資格確認のメールが届いたのは3月下旬、まさに申込期間の直前でした。条件というのは、最終的にロースクールを卒業することでした。ロースクールを通じて卒業後に卒業証明書、筆跡証明書の送付をしてもらうよう手配しました。

最終的に受験資格が確認されたのは、6月下旬でした。